経験を積んだ訪問介護員のキャリアアップ

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訪問介護員(ホームヘルパー)として仕事に慣れてきたら、キャリアアップを考える人も多いでしょう。

次の段階として考えられる役職の1つが、サービス提供責任者です。3年以上の実務経験があればなれるポジションですが、介護福祉士や看護師等の有資格者の方が事業所に歓迎されます。これは、有資格者でないと介護報酬が10%減算されるためです。

また、およそ3年以上働いたら介護職員実務者研修を受講した上で、介護福祉士の資格を取得することが可能です。介護福祉士となれば、ケアマネージャーの試験資格を得たり生活相談員になったりと、選択肢の幅ができます。

それから、介護施設の規模にもよりますが、副主任、主任、介護長、施設長といった役職があるのが一般的です。現場に出るよりも管理職の方が向いていると思うのであれば、最終的に施設長を目指すのも一案です。ただし、施設長は事業所に一人のため、新設施設に転職するなどの決断が必要になる可能性もあります。

より優れた介護サービスを提供したいのであれば、看護師や作業療法士、理学療法士の資格取得を目指すのも1つの方法です。とはいえ、生半可な気持ちで取れる資格ではないため、学校に通って勉強するのが一般的です。介護の仕事をしつつ勉強して資格を取るというのは容易ではないので、金銭的な問題がなければ一度退職して勉強に専念するという選択肢もあります。看護師や作業療法士等の国家資格者は介護の現場においても歓迎、優遇されるため、転職にも大変有利です。